おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。②

あっと言う間に10月が終わろうとしています。寒いっ。
もう隠岐に来て半年になるので、感想・反省を・・・。

多分言いたい事がいっぱいあるので長々となると思います。

3か月目は「仕事」ばっかりでしたが、今は生活も楽しめる
ようになってきました。

隠岐での生活を一言だと「グレーゾーン」です。
仕事でも生活でも全部そうです。
仕事と生活のも曖昧で生活していても「看護師さん」で
見られているし、仕事していても、小向(住んでいる地区)のあんちゃんで
見られます。

仕事の中でも、医師の仕事、看護師の仕事といろんな職種ありますが、
お互いの職種で肩肘張らず仕事している感じがします。
先生、ちょっとコーヒーでも飲んでごさっしゃい!と詰所の休憩室から
声がしてきます。
 リハのF氏は「この患者さんはあんたのリハビリにかかってるんだから
ねっ!!」と得も言われぬプレッシャーをケモノ看護師から掛けられたり・・・。
 患者さんが薬を飲まんっ!と言われた時にY看護助手主任が説得し
薬を飲んでもらった事もあります。

3か月前は患者さんが、生きる事、死ぬ事ってと振り返れたと思います。
けれど自分が今、生きていて、死ぬって事をリアルに考えれませんでした。
死ぬってのはお年寄りがなることで、自分には関係ないと思っていた節が
あると思います。
 
 前の病院では、患者さんが病気になると、次はこの手がある。その次はこの手
もう手がないので、あきらめましょうとなり、「死ぬ」って事になっていました。
 例としてご飯が食べれなくなりました。
前の病院では、胃に穴をあけて栄養を入れましょうとなっていました。
島前病院では、家族の意向を確認し、そのまま自然な形で看取りましょうと
なる事があります。当院でも家族の意向によっては胃に穴をあけて栄養を取る人もいます。
最初は、胃に穴をあける事もあるし、大きい静脈から栄養を入れる方法もあるのに
と諦めている感じにギャップを感じました。
 以前の病院は急性期の治療を目的としてくる人たちしかいなかったので、そのような
人を見たことがなかった事もあります。そして状態が安定したら地元の病院
に帰ったりして最後を見たりしてはしません。
 そんな、極力自然な形で死を迎える人の世話をしていると、逆に今、自分めっちゃ
生きてるってなります。

そんな感じで、またまた基本的な事を率直に隠岐の人々から教わっていると思います。

 今はそういう風に思えるようになりましたが、一時はそんな仕事が退屈に
感じていた事もあります。
 前の職場の友達と話をすると、人工呼吸器が付いている患者さんが今何人いて
こんな急患が来てと話をすると、自分は、魚釣りの話や牛は台風の時にどこに
いるか(木陰に隠れてしのぐらしい)牛の名前は何なのか(全員モー子と名付けている)
と他愛もない話をして仕事をしていると、すごく楽しいけど置いていかれている感じ
がしていました。
 もう一度隠岐に来た理由を考えると、そんな他愛もない話をするじいちゃん
ばあちゃんを大切にしたいと思って来たと再認識させられました。
 そして隠岐で思う事を言える上司であったり友達がいるって事に気づかされました。

画像

        (これからの時期は鍋ですね~。この後、A氏は千鳥足で帰っていったとさ)

誤解をしないでほしいのは、大きな病院が愛のない看護をしている
訳では決してないと思います。
患者さんとの限られた時間で一生懸命看護していると思います。
大きい病院や、専門科の医療がダメというわけではなく
島前病院では医療が完結出来ない場合は24時間ヘリコプターでも
患者さんが本土の大きな病院に行きます。
島前病院の役割の中で楽しく仕事をしているんだってのを言いたいです。

日々の看護+αを見つけて行きたいと以前書きました。

何もしなければ、何もないですが、
なにかしようと思えばなんでもあります。

少しずづですが創傷処置、スキンケアについてがんばっている
所です。

やりたいっ!てなると、

院長も、好きにしたらいいよ。

師長も、いいんじゃない。

主任も、やぁ~れ。

と言ってくれます。

以前にええ事を聞いてきた、研修会の先生を来週
お呼びして島前病院で勉強会を開催する事となりました。

師長さんが先方の病院に連絡をして下さり、
 後は講師の先生に講義の内容の依頼であったり、
半日なので、多職種でカンファレンスをしようと思ったり
研修を自由に考えさせてくれます。
責任がある分、よくよく考え、四苦八苦で準備しています。
 日ごろ困っているスキンケアについて
ケモノ看護師から意見をもらい、貧乏性丸出しで知識。技術を
もらおうと今から研修会が楽しみです。

長々とアカザワの思う事を読んで下さりありがとうございました。
共感して下さったり、逆にうぜぇって思うかもしれませが、
これが今のオレが思う事です。

画像

何もない島ですが、いろんな物が埋まってありそうな
楽しい島です。

                                    あかざわ

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この記事へのコメント

かん
2010年10月30日 20:38
「何もない」けど「贅沢」なんだなーーーと、私は島にいたときに感じたよ。
「豊富」と「贅沢」もリンクしないなーーーなんてね。
あかざわ
2010年10月31日 21:37
 かんさんコメントありがとうございます。
「贅沢」って個人の価値観だから難しいものがありますよね。
隠岐に来て新しい「贅沢」の価値観も感じれていると思います。
なかむーら
2010年11月09日 14:27
昨年そちらで研修させていただいた者です。
久々にネットを開き,ブログ読ませていただきました。
大学病院に勤め始めて早7ヶ月が過ぎました…。
働き始め,私の部署の看護師方の働きを見て,なんか島前病院さんで見せて頂いた看護に似ている様な気がしました。
でも,実際に自分がその一員として動き始めた今,時間との戦いで自問自答の毎日です。
考えなくても次から次に研修があって,学べる幸せ。
受容的に成り過ぎて,学びの精神が足りんな!とまたこのブログ読んで痛感です。
忙し過ぎて,もっとゆっくり関わりたいけど本当にごめんなさいっ…と患者さんの下を去る事もしばしば。
前は学生でしたが,実際に看護師になった今
島前病院さんでの看護を,自分の五感をフル活用してまた感じてみたいとしみじみ思う今日この頃です。
あっという間に寒い季節になってしまいました。
来年暖かいうちにまた伺わせて下さい☆
あかざわ
2010年11月11日 18:55
 なかむーらさんコメントありがとうございます。
自分の病棟の先輩が尊敬できたり、目標になったり
する環境で働ける事はいいですね。
 看護師になって7か月で、「その一員」といえる自覚
があるだけですごいと思います。
 大きな病院で、しっかり勉強して新たな
なかむーらさんで島前病院を見てもらったら
新鮮さや学びがさらに大きくなると思います。

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