最愛の人の死

死に方・・・。聞く方は、なんか怖く聞こえますが生き方と同様。私は人の死に方というのも看護師の力量でその人の最後の集大成となり、その後の家族の生き方も変わるんだと信じています。
私は、患者さんの最後に立ち会うたびに、その時にかかわる看護師の関わり方で違う事を知り、そのたびに一人ひとりの死を大事にしたいと思うようになりました。
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これは、ミャンマーのお寺です。

今回、以前に私が最後に受け持った患者さんの奥さんに会うチャンスがありました。
家に一回は帰れるのかなって思っていた患者さんで、突然で自分もショックでした。
私は何をしてたんだろうっていう思いが残り、最後にゆっくり話せなかった奥さんのことも今どんな思いでいるのかが気になっていました。
奥さんはいつも看護師に対して、夫は頑固者で苦労してきたんだよ。夫の最後はもう覚悟出来てるよ!って言っていました。でも、今回会って、まだまだ夜眠れない事や、今後が不安だという思い。「さびしくないなんて嘘になるよ」って涙をながしていて、予想以上に夫の死を受け止めきれていないことを知りました。心に穴が空いてしまっている様でした。
奥さんの最大の後悔は最後に立ち会えなかったことと、夫の誕生日に看護師に遠慮して好きなものを食べさせなかったことだそうです。
奥さん自身、体が良くないのに良くお見舞いに来ていました。本当に良くやったなと思います。自宅は病院のある西ノ島から離れた島にあり、港からも車で通わないといけない距離で毎回知り合いに車を出してもらって港まで行っていたようです。奥さんにとっても、夫に会いに行くという事が毎日の張り合いになっていたのかもしれない。

最後の日は夜中で間に合わなくて、でも急いでやってこられた奥さん。「お父さん。もう死んでるの?」って言われたこと忘れられないです・・・。
長年一緒に生きてきた人を亡くすっていう悲しさは、想像でしか言えないけど自分の一部を失うようなものなんだなって感じました。
私は以前勤めていた病院にいたときに、受け持ち患者さんの家族から亡くした夫のことを思い出すから病院の近くへは行けないのっていわれた経験があります。それって私(看護師)と会うことでも思い出させてることだったのかもしれません。
今回も奥さんに会って思い出させて良くなかったかもしれないけど、旦那さんの思いで話が出来て奥さんの気持ちが聞けて、ちょっとでも奥さんの支えになれてたらいいなと思います。
これからも、関わらせていただいた患者さんの死を忘れずに自分の看護に生かしていきたい

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これも、ミャンマーで出会った忘れられない患者さん夫婦との写真です。私、髪もぼさぼさで恥ずかしいですが一番大事にしてます。
みんなから看護師としても人としても勉強させてもらってます。

*島に来て知ったことですが、島に葬儀屋さんはないので自分で車を用意してご遺体を自宅まで連れて帰らなく   てはなりません。他の島からなら船も準備が必要で、家族だけでなくて地域の色々な方の手伝いが必要なんで  す。
                                                          しらき

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