看護の仕事は奥が深いですな。

 ある日の休みの朝の話です。
 髪はぼさぼさ、無精ひげの残念な顔面と
よれよれのTシャツ・短パンで玄関を掃除し
ていると、亡くなった患者さんのご家族に
偶然お会いしました。

 亡くなられた方は、僕が担当看護師で
お見送りをさせていただいた患者さんでした。

 「お兄ちゃんにあったら一言お礼が言いたくて。
島前病院の方にはほんとに皆さんよくして
頂きました。それで、最後にいい方に見送られて
幸せだったと思います。本当にいい顔で亡くなり
ました。」

 ぐふふですよね。オレ、そんなにいい人じゃねぇし。
イカ釣りに行って先にイカが釣れてたら
「外れりゃええのに」とか言ってるヤツなのに。

 そろそろ49日ですかと尋ねると、明日です。
けど、今日の昼からみんなで拝むんです。

 まじで!!なんか変な感じですよね。

 その方と悔いの残らない関わりが出来たかと
いうと、やはりあれやこれやと悔いは残る
物です。
 しかし、患者さんやご家族の少しでも
お力になる事が出来たならば、自分はとても
うれしいです。
 そして島の看護師不足のための「労働力」
ではなく、自分の「看護」で、島の人の少しでも力に
なれた事がうれしかったです。

 そして、患者さん本人が満足した医療を受けられたか
は分らないですが、御家族が満足したお見送りが
できたということは、外来から入院期間中の看護や医師の
治療。
 僕の仕事のフォローをしてくれた同じ勤務
だったケモノ看護師様。

 感謝の言葉をいただいたのは僕ですが、
それまでにいろんな人の関わりがありで・・・。
 逆に島前病院の良さや、一人一人を
大事にすることの大切さを感じました。

退院後の患者さんもですが、御家族の
様子も垣間見れるもの島の医療の特徴だと
思いました。

 ビールばっか飲んで、仕事終わって釣り行ったりで
 まだまだ勉強不足で、患者さんに不愉快な思いを
多々させている看護師ですが、これからもがんばって
いきたいと思います。
      
 ご冥福をお祈りいたします。
                            あかざわ

 
画像

 明治28に建築された西ノ島町立美田小学校です。
患者さんも長い人生があり、最後は島前病院で
亡くなられました。
 その最後を見届けるというのはやはり身が引き締まりますね。

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この記事へのコメント

2010年07月26日 23:42
こちらも離島。多分、似たところがたくさんあると思います。
患者さんも、スタッフも、みんな知り合いだったりもします。
家族に近い関わりもあります。
都会ではないですよね・・・。
また、こういうリアルなお話、聞かせて下さい。
あかざわ
2010年07月27日 03:52
マナさんコメントありがとうございます。
亡くなった後も、都会では葬儀社がお迎えに
来ますが、みなさん自家用車で連れて帰られます。
 最初は違和感を覚えましたが、今ではすごく
自然なことだと感じています。
 都会も離島の小さな病院も看護の基本は同じだと思いますが
離島の小さな病院でしかできない、患者さんと距離が近い
関わりができればいいなと思います。

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