学生研修4 健康教室
写真の左側に法事にきた息子が並んで座っているようにみえる。
そう、このあぐらをかいた人が白石院長。
この日は、健康教室。
学生さんと私と白石院長の3人で、地域の集会所に向かった。
60代のおばさまたちが、80代のお姉さまに料理をふるまい、
院長の転倒予防のお話を聞くのが、今日のメイン。
そこに、学生さんのあいさつと、私の話を前座に入れ込んでもらった。
健康教室で感じたこと。
それは
本音がきける。
病院という医療者が優位のフィールドでは決して分からないこと。
患者さん、住民のニーズ、疑問、噂話、流行り、地区の特性。
地区の人が集まり、近所のホームグラウンドの集会所で院長を呼び、食事をしながら対談。
実際に現場をみると。
サメの軟骨や、ビタミン、サプリメント、院外薬局の疑問を、法事に訪れた息子が、たまたま医者で、これ幸いにとおばさまがたちが質問をし、それに答えている風景だった。
院長は「住民を遠い親戚のように感じている」と。
病院から一歩外に出て、相手のフィールドに入る。
そこからの視点で、病院を見る。医療者を見る。みのもんたを見る。
ほんの少しづつだが、私の中で地域医療が一歩づつ前進している。
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