懸命なDrからの学び

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60代前半 男性 お腹が痛くて夜も眠れません。痛みを抑える薬を下さいと受診にきました。

検査の結果、急性胆嚢炎。Dr K先生。入院を勧める。

けれども、北海道から来た漁師さん、今晩には再び沖にでて数日かけて北海道へ戻るそうな。

お金もない。船は出発してしまう。こんなところで入院なんて、できるわけない!。次第に怒りだす。

なおもK先生、くいさがり、船に乗ることを止め、怒っている漁師さんを、懸命に説明する。

問答の末、

漁師さん、しぶしぶ入院。

自分のことは一番よくわかってる!だいじょうぶ!入院しても意味がない!とベッドで納得いかず。


ここで、私。実は、この時点で胆のう炎の恐ろしさ知らず。(KDrスイマセン。)

どうしてK先生はこんなに懸命に食い下がっているのか。と疑問におもった。

そこで、全く病識のない漁師さんと一緒に勉強開始。

題:「もしあのまま船に乗っていたら・・・」 

  今まで胆のうの中に胆石が治まっているときは、問題はなかったのですが、食事をしたり、ひょんなことで胆のうが収縮し胆管の管へ石が移動したため、管が広がったり、筋肉が痙攣してお腹に痛みが発生したと思います。痛みを我慢して、石をほっておくと、そこに胆汁がウっ滞してバイ菌が繁殖します(入院した日の状態です)。さらに放置すると、そこに穴があいて、繁殖したバイ菌が外に出てしまいしまう場合があります。その結果、腹膜が炎症を起こし、腸が癒着して便が出なくなったり、血流から体液がにじみ出てお腹に水がたまり、重度の脱水症をおこし、これに続いて、呼吸障害、腎不全、肝不全、広範囲にわたる血栓症などの合併症が起こります。また血液に細菌がながれて、死亡する確率が高くなります。
自分が感じる症状としては、まず胃が痛い。放置すると・・
 その後→ 食事をすると、のたうち回る程痛くなる。
     → 体が黄色くなって、全身痒くなり、夜が眠れない。
     → 吐き気がする。
     → 身の置き所がないほど体がだるくなる。
     → 熱がでて寒くて震えが止まらない。
もっとほっておくと、血圧が下がって、おしっこがでなくなり、意識障害がおこり、ショック状態におちいります。

                 
                  
          二人で震え上がった。 (||||゚Д゚)ブルブルブルブル(゚Д゚||||))!!!



  
 結果、漁師さんは、自分の状況を理解し、それならすぐに手術をします!と日赤HPへ、今はピンピンしている。

  ついでに、孫が看護学生なので自分の経験を話したそうな。

  島前病院のK先生やNSの皆さんに命を助けてもらい、船の時間や飛行機の便の手配、

  親切にしてくれて本当にありがとうございます。と感謝のお礼が届きました。



 先生ありがとうございます。漁師さんが入院を嫌がったとき、先生の懸命な姿のおかげで、ことの重大さに気づけるチャンスを頂きました。

 DrとNSの連携。どんなにDrが頑張っていても、NSの知識不足一つで、患者さんの行動も変わってくる。

  
 責任重大だ。 勉強しよ。




 



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